ハウステンボス美術館 2階展示室において、2006年6月17日(土)、18日(日)の2日間、オランダの天才版画家 M.C.エッシャーが実際に制作した版木を使用した、版画制作実演会を開催します。エッシャーの誕生日6月17日にあわせた特別実演会です。

トロンプルイユ(だまし絵)で有名なエッシャーですが、青年期には本の挿絵や装丁など、様々な作品を手がけました。
本実演会では、美術史家であり詩人のG.Jホーグウェルフとの共作『24の寓意画』から、16枚目の挿絵として制作された≪キノコ≫(1931年 板目木版)を、実物の版木を使って、北九州在住の版画家 瀬戸埼(せとさき) 半彌(はんや)先生が75年ぶりに刷り上げます。作品の繊細な彫りから垣間見えるエッシャーの卓越した技術とともに、彼の持つ独特の世界をご覧下さい。

≪ 甦るエッシャー版画制作実演会 ≫
■期間      2006年6月17日(土)、18日(日)
■時間      11:30〜、13:30〜、15:30〜(各約30分間)
■場所      ハウステンボス美術館 2階展示室
■実演者      瀬戸埼半彌 先生(北九州市在住・版画家)
■料金      ハウステンボス美術館入館料500円
      チューリップモーレン会員 無料
      パスポート、パスカード、モーレン会員 200円
      ただし、ハウステンボス入場料は別途必要)

※エッシャーは物故作家のため、本来ならば版木は「キャンセル」といって穴を開け、作品を刷れないようにするのが通例ですが、今回、実演に使用する版木≪キノコ≫は、キャンセルが施されていませんでした。ハウステンボス美術館では、こういったキャンセルのないエッシャーの版木を4点所蔵しています。

この週末は、エッシャーを。

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