スズメちゃんのシアワセとふしあわせ
2004年1月3日 千年の街のワイルドライフひとが生活している所にはたいていスズメがおりまする。
ハウステンボスでも例外ではなく、夜明けから寝るまで元気に飛び回っておりまする。
ここのスズメ、けっこうなグルメで、ケーキ屋さんの試食とかレストランのテーブルの下とか、ごちそうがある所をちゃんと知ってて、ウロウロしてます。
日本のスズメは焼き鳥にされるのを怖れて人には馴れないとどっかで聞いた気もするんですが、ハウステンボスのスズメちゃんたちは最近はずいぶん人にも慣れて、オープンテラスの足下をチョロチョロ。テーブルの回りをパタパタ。疲れたら、椅子に座ってみたりガラスのテーブルで足を滑らせて失笑を買ったり、しています(前のめりに転んで思わず人間がやるみたいに羽根を広げて地面についているの、初めて見たよ)。
特にオープンテラスのあるレストラン「バタヴィアキッチン」では、いろんなご馳走があって嬉しいらしいのですが・・・フライドチキンの欠片ってのは、倫理的にちょっと問題あるんじゃないか・・・? あと、自分の身長より長いフライドポテトをくわえて飛ぶのは、ちょっと無謀じゃないか・・・? なあスズメ。
数年前には、ハウステンボスの裏の山で毛虫がナゾの大発生。一説にはここの鳥サンたちがみんなグルメになっちゃったんで、毛虫なんて食べにくいものには見向きもしなくなったから・・・なんて説がまことしやかに囁かれたもんです。
中でもとくに好きなのはやっぱり甘いケーキで、スズメがいるところはたいていお菓子の美味しいお店。ワールドバザールでは全方位大開放のテント型店舗の弱点をつかれて中を散々に飛び回られ(レジに止まるなレジに!)、ついには開口部が三箇所しかないチョコレートハウスもクッキーに目を付けられ入り込まれる始末(チョコはどうかなぁ)。お菓子専門店ハンスブリンカーや港町売店のゼーランドに至っては飛ばずに歩いて入っていき、場内最大の店舗 出国売店スキポールすら二重の自動ドアを突破されました(飛びながら通過ってのがトップガンパイロット並み)。
パティシェからウェイトレスにいたるまで女だらけのチーズケーキハウス「パティスリー」では、サンプルケーキ(本物)のラップを破いて齧っちゃう「ふとどきもの」に業を煮やし、アヒルさんの水鉄砲で対抗したことも。(でも本人たちはおおマジメなんだけど、この図けっこうカワイイぞ。ミントグリーンの制服にフリフリエプロンのウェイトレスさんが黄色いアヒルさんの水鉄砲を構えるの図・・・アニメみてぇ)
さて、そんなわけですからおねえさんが道に出て試食を配っている「アニーおばさんのチーズケーキ」屋さんの前はいつも、修学旅行生が群がるのと同じかそれ以上に、スズメちゃんたちが群がっています。『場内でもっとも交通量の多い交差点(笑)』に面したお店なのに、試食配りのおねえさんが出て来たら、足元に群がって即おねだり。ひとが来たって平気です。いったん逃げてもすぐに戻ってきます。食欲はなにより強い。
で、そんなにケーキばっかり食べてると太って飛べなくなっちゃうゾと思っていたら・・・・
車に轢かれるドジっ子が、毎年、数羽。
「ぷちっ」て。
「あッ、可哀想に・・・!」と駆け寄ってみると、路上の小さな骸の口元にはケーキのくずが・・・。
「お前〜〜〜!!! その一口を欲張らなければ死なずに済んだのに〜〜〜!!! (XoX)」
カナルクルーザーよりも自転車よりもそれどころか歩行者よりも遅い車に轢かれてしまうヤツが悪いと思うのは、わたしだけではないよね(--;
みんなぁ、何か大切なことを忘れてないかぁ。
そして今日もスズメは飛ぶ。
ハウステンボスでも例外ではなく、夜明けから寝るまで元気に飛び回っておりまする。
ここのスズメ、けっこうなグルメで、ケーキ屋さんの試食とかレストランのテーブルの下とか、ごちそうがある所をちゃんと知ってて、ウロウロしてます。
日本のスズメは焼き鳥にされるのを怖れて人には馴れないとどっかで聞いた気もするんですが、ハウステンボスのスズメちゃんたちは最近はずいぶん人にも慣れて、オープンテラスの足下をチョロチョロ。テーブルの回りをパタパタ。疲れたら、椅子に座ってみたりガラスのテーブルで足を滑らせて失笑を買ったり、しています(前のめりに転んで思わず人間がやるみたいに羽根を広げて地面についているの、初めて見たよ)。
特にオープンテラスのあるレストラン「バタヴィアキッチン」では、いろんなご馳走があって嬉しいらしいのですが・・・フライドチキンの欠片ってのは、倫理的にちょっと問題あるんじゃないか・・・? あと、自分の身長より長いフライドポテトをくわえて飛ぶのは、ちょっと無謀じゃないか・・・? なあスズメ。
数年前には、ハウステンボスの裏の山で毛虫がナゾの大発生。一説にはここの鳥サンたちがみんなグルメになっちゃったんで、毛虫なんて食べにくいものには見向きもしなくなったから・・・なんて説がまことしやかに囁かれたもんです。
中でもとくに好きなのはやっぱり甘いケーキで、スズメがいるところはたいていお菓子の美味しいお店。ワールドバザールでは全方位大開放のテント型店舗の弱点をつかれて中を散々に飛び回られ(レジに止まるなレジに!)、ついには開口部が三箇所しかないチョコレートハウスもクッキーに目を付けられ入り込まれる始末(チョコはどうかなぁ)。お菓子専門店ハンスブリンカーや港町売店のゼーランドに至っては飛ばずに歩いて入っていき、場内最大の店舗 出国売店スキポールすら二重の自動ドアを突破されました(飛びながら通過ってのがトップガンパイロット並み)。
パティシェからウェイトレスにいたるまで女だらけのチーズケーキハウス「パティスリー」では、サンプルケーキ(本物)のラップを破いて齧っちゃう「ふとどきもの」に業を煮やし、アヒルさんの水鉄砲で対抗したことも。(でも本人たちはおおマジメなんだけど、この図けっこうカワイイぞ。ミントグリーンの制服にフリフリエプロンのウェイトレスさんが黄色いアヒルさんの水鉄砲を構えるの図・・・アニメみてぇ)
さて、そんなわけですからおねえさんが道に出て試食を配っている「アニーおばさんのチーズケーキ」屋さんの前はいつも、修学旅行生が群がるのと同じかそれ以上に、スズメちゃんたちが群がっています。『場内でもっとも交通量の多い交差点(笑)』に面したお店なのに、試食配りのおねえさんが出て来たら、足元に群がって即おねだり。ひとが来たって平気です。いったん逃げてもすぐに戻ってきます。食欲はなにより強い。
で、そんなにケーキばっかり食べてると太って飛べなくなっちゃうゾと思っていたら・・・・
車に轢かれるドジっ子が、毎年、数羽。
「ぷちっ」て。
「あッ、可哀想に・・・!」と駆け寄ってみると、路上の小さな骸の口元にはケーキのくずが・・・。
「お前〜〜〜!!! その一口を欲張らなければ死なずに済んだのに〜〜〜!!! (XoX)」
カナルクルーザーよりも自転車よりもそれどころか歩行者よりも遅い車に轢かれてしまうヤツが悪いと思うのは、わたしだけではないよね(--;
みんなぁ、何か大切なことを忘れてないかぁ。
そして今日もスズメは飛ぶ。
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