というわけで夏休み最後の日曜日となった8月31日、ハウステンボス沖の大村湾で第10回ハウステンボスカップヨットレースが開催されました。
地元気象予報士諸氏の予想を大幅に覆し(っつーか天気予報、大ウソ)、天気晴朗にして4〜5mの南まじりの風という数年ぶりっつーか初めてに近い絶好のヨット日和。前日から準備をして来たチームも前日からアルコールを切らさなかったチーム(笑)も、セイルをあげて次々とマリーナを出航していきます(今年はとうとう泊める場所にも事欠いて運河の水門に2艇泊まってた。艇の方すんませんねぇ)

このレース、もはやハウステンボスの夏の恒例行事。地元・九州を中心に関東、関西からもエントリーがある全国規模の大会で、しかも家族連れで参加できる(つまり、海好きオヤジにしてみれば、体よく夏休みの家族サービスができる一石二鳥のベスト開催地)アットホームなレースとしても人気が高く、国内トップクラスのヨットマンからお子チャマまで幅広い層の参加があります。(これまでの最年少クルーは生後半年だったかな<それクルーいうんか)

9時30分にロングコース(参加62艇)が、10時40分にショートコース(参加90艇)がスタート。我々取材陣は弊社港湾部の誇る高速艇(by機動警察パトレイバー)でレースの模様を追います。キャプテンは巧みに艇を操り、ヨットがもっとも美しく見えるところへと突っ込んでくれます。
「あぁ、アメリカズカップのTVでこういうシーンみたなぁ」と感動するキビキビとしたタックの操作や、「おーい」と振る手にしっかりと缶ビールが握られているのを微笑ましく眺めながら、レース展開を撮り続けました(課長が)。
参戦艇とは別に僚船のクルーザーも持ち込んで、家族はプライベート観戦クルーズとしゃれこむ人もいました。
「あの紅いヨット三億円、んであっちは購入に1億5千万でレストア(修理)にまた1億5千万。それからあっちの双胴船(カタマラン)はキャビンに部屋が4つあって、レースよりもっぱら飲み会が目的。急ぐつもりはもとからないね」などとキャプテンに教えられて120ぐらい「へぇ」を連発する我々取材班(三億円は拝んでみたり。ご利益あるかな)。あるいは「あれはねー、ボロボロだったのをお父さんとお母さんが仕事帰りに毎日、ハウステンボスのヨット修理工場に寄って綺麗に塗り直したんだよー。一昨日出来上がったばっかり! このレースのために!」という綺麗な黄色のヨットに感動したりとか。
海風は気持ちいいし、色とりどりのスピン(帆)は綺麗だし、レース展開は早いし、最高に楽しいレースでした。

=以下結果= お知り合いの方、見てます〜?
ロングコース(12マイル)
優勝    GALAXY(ギャラクシー/所属ヨットクラブ:マリノア)
2位    METAXA V(メタクサ ファイブ/所属ヨットクラブ:福岡YC)
3位    ファルコン(ファルコン/所属ヨットクラブ:豊浦帆走クラブ)

ショートコース(6マイル)
優勝    LAPUTA II(ラピュータ・2/所属ヨットクラブ:長崎外洋帆走協会)
2位    トムソーヤ(所属ヨットクラブ:大草YC)
3位    シーガル II(所属ヨットクラブ:長崎空港CC)

みなさん、お疲れ様でした! また来年!

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