VIDEOとVAIO

2002年5月18日
PSをVAIOに繋いだというのをチョコっと書いたが、実はここまでは苦難の道のりであった。

元々、私がコンピュータ(Mac)を始めたのは、フラットベッドスキャナの値札に、今の価格の後ろにゼロがもう一つ付いていた時代で(当然、フィルムスキャナなどは下手をするとゼロが今よりもあとふたつ付いていた)、フィルムから写真をMacに取り込める環境をどうしても作りたかった私は、あろうことかCentris660AV(当時すでに標準のままのMacでTVが見られてVIDEOも繋げたという画期的マシン)を最初のMacに選び、フィルムスキャナがわりにTVに接続して写真が見られるビューワーを選び、それをビデオポートに接続して取り込むということをやっていた(昔話モード)。
その後Performa5320、PowerBook1400/117csを経て、現在のPowerMac9600/300・改に至り、プリントであればアルプス電器のプリンタで取り込める身分になった訳だが、はたと気がつくと当初の目的だったフィルムからの取り込みができにくい環境に仕上がっていた。PCIカードでビデオ入力ポートを増やせる商品が、すでに入手しづらくなってもいた。
困った私は、品揃えの豊富なWin用に目をつけたのだ。
Win機のUSBポートに挿すだけでVIDEOが取り込める、という商品を選び、なんと電気店のポイントのおかげでたったの2000円弱でそれを手に入れた私は、当然、喜んだ。さしたる出費も仕様を覚える必要もなしに、Webに写真がUPできる。
ところが、である。
VAIO PCG-C1VJには、モニタ上部にビデオカメラが標準搭載されている。新しいドライバをインストールしたにも関わらず、なんと、こちらが優先で認識されてしまうのだ。
これには困った。マニュアルには、対処法としてコンフリクトする入力機器のドライバをアンインストールしろと書いてあるが、純正標準ソフトにそんなことができるはずもない。
買って数ヶ月が経過してもどうにもならず、売却をも覚悟し、あるいは2000円+累積ポイントはドブに捨てたつもりで、死蔵しようかとも思いつめ、今度はMac用のものを捜してみた。
あった。
CapyTVである。
仕様は同様で、こちらはハイブリッド、USBポートに挿すだけでVIDEOが取り込めTVも見られるという魅力的なキカイである。
しかし、だった。
G3以上推奨だったのである。
我が家のMacはCPUそのままの9600/300MHz、USBはPCI増設、動作保証はまったくない。
VAIOの二の舞は嫌である。
そこで泣く泣く(?)、CPUのアップグレードカードを買って自分を慰め(まだ取り付けてないが)、帰宅した。
ところが、である。
いろいろやっているうちにふと思いついてVAIOに例の機器を繋いで見たら、あらビックリ、VAIOはあっさりとフィルムビューワーを認識したのだ。
その後PSも繋いでみたが、小さな画面とはいえ、しっかりと文字も読めた。
めでたしめでたし、なのだが・・・「繋がるんならもっと早く認識せんかいっ!!!」とツッコミを入れたい気持ちは否めないのだった。
理不尽だ。

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